忍者応援隊 in 東北 三重のこころ活動レポート 6月1日 福島県いわき市 


東日本大震災から、はや4年。
「震災」という単語自体を目にするのも少なくなった今日このごろ。。。

それでもなお、現在進行形で被災地に夢を与え続けている忍者達がいるのをご存知じゃろうか?
それは、「三重のこころ」が主催する「忍者応援隊 in 東北」のことじゃ。
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三重のこころとは??
三重県の伊賀と名張の両市民で昨年秋に結成したボランティアグループで、2011年から東北の各被災地を訪問。
幼稚園児の「将来の夢」をビデオメッセージとして記録するとともに、忍者姿で活動することで復興を担う子供たちを元気づけるというプロジェクト。
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吾輩ニンジャム博士は、去る6月に行われた福島県いわき市への遠征活動に縁あって参加させていただいたのじゃ。
その内容を報告させていただく。

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今回一緒に行動させていただいたのは、三重のこころ代表森下さん、伊賀流忍者集団・黒党の皆様、ボランティアのY中さん、そして吾輩の合計8忍じゃ!!
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伊賀流忍者集団・黒党 (くろんど)とは??
1984年に発足。
伊賀一之宮・敢国神社ゆかりの伝統の伊賀神服部流忍術を駆使した「忍者ショー」で全国各地はもとより海外でも数多の公演を行っている。
先日もフランスJAPAN EXPOにて公演を果たしたばかり。

まごうことなき現代忍者界の大先達じゃ!!
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簡単に遠征の行程を説明させていただく。
初日は伊賀から福島県のいわき市まで移動。
二日目は二箇所の幼稚園で公演、ビデオ撮影。
三日目は伊賀までの移動日。

というかなりの強行軍じゃ。
まあ忍者なら普通か。。。

伊賀から福島までは、距離にして600キロ超。
吾輩なら2日掛かりそうなものを、大した休憩もせず走り切ってしまう黒党の頭(かしら)。。。
恐るべき忍者の体力、そして集中力!

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最初に到着したのは、泉幼稚園

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雲ひとつ無い爽やかな青空の下、園児たちがやってきた。
ちょうど登園時間と重なっていたのじゃ。

「あ、忍者だ!!」
とっても嬉しそう。

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早速会場の準備に取り掛かる。

幼稚園の先生に忍者服の着付けをするボランティアのY中さん。
Y中さんは伊賀上野NINJAフェスタでも、毎年子供たちに着付けをされているとのこと。
吾輩も着付けをしてもらって、正式な忍者の装いを学んだ次第じゃ。
みんなもNINJAフェスタに行ってY中さんに着付けしてもらおう!!

そんなこんなで、わずか30分程度で準備完了。
忍者皆さん手慣れたものじゃ。

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ステージの裏に潜み、約300人の園児たちを迎え撃つ。。

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「忍者さーん!!」という園児たちの呼び声に、忍者登場!!
が!挨拶もそこそこに、すぐに戦闘開始!!

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いきなりの修羅場に、泣き叫ぶ園児たち。

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リタイヤ者続出!
黄色い悲鳴が飛び交います。

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血しぶきこそ飛ばないものの、
黒党の戦闘シーンはリアルそのもの!

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しかし、お笑いのポイントを外さないのが流石プロフェッショナルじゃ!!
頭をゴリゴリされる黒党の「十歩」さん。
園児たちは大爆笑!!

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森下さんのビデオカメラも唸りを上げる!!

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そしてショーの終盤に登場したのは、17歳の女子高生忍者アイドル「ナナ」ちゃん!!
彼女が作詞作曲したオリジナルソングを初披露!!
会場のボルテージはMAXに!!

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無事ショーが終わり、みんなで記念撮影。
楽しかったね!!

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それと同時に、いよいよインタビュー開始。
将来の夢(なりたい職業)を数人の園児たちに質問じゃ。
代表の森下さんいわく、震災直後は「警察官」や「消防士」と答える子供が多かったんじゃと。
今は普通に「サッカー選手」などが多いらしい。

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全てのミッションを終え、車に乗り込もうとすると、
校舎の窓から園児たちが「忍者さーーん、ありがとーーう!!」
とお別れの挨拶が!!

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感動の余韻も冷めやらぬまま、次に向かったのは、錦星こども園
なんともゴージャスな送迎バスじゃ!!
是非京都市バスにも採用して欲しい。

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体育館に掲げられた園歌には、「星新一」の文字が!!
聞くところによると、この学園の会長様とご親戚らしいのじゃ!!

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また挨拶もそこそこに忍者の襲撃!!
もう誰も逃げられない。。。

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戦いを心配そうに見守る先生。
両方とも死なないで!
でも負けないで!

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ここで「金輪(かなわ)」という忍具が登場。
敵を捉える修行を行う。
勇ましきかな。。

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「忍者と戦ってみたいひとはいるかな??」

「ハイ!は~い!」

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何故かちょんまげ姿で忍者と戦う少女。。

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そして、ナナちゃんの2ステージ目がスタート!!
先生方も思わず踊りだす!

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客席後方ではモッシュやダイブも。。
安全にお願いしまーす!

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ステージは熱を帯び、ナナchanと観客が一体に!

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ショーが終わると、園児の皆さんからお礼のプレゼントが。

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お別れのタッチ。
また来てね、忍者さん!

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将来の夢は何ですか?と優しくインタビューする黒党の「ミント」さん。

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それにしても、子供たちは本当に元気じゃった!

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みんな遊んでくれてありがとう!!

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みんなの笑顔を間近に見ることができて、吾輩も勇気を得たのじゃ!!

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森下さんのお話では、今年で被災地でのビデオ撮影自体は一旦終了するらしいのじゃ。
これまでに記録した子供達のインタビュー映像は、2021年に「夢のタイムカプセルムービー2021」と題して発表するという計画じゃ。
またそれに関連したイベントも企画するとのこと。

そうした情報は三重のこころHPにて発信されていくので、皆様も是非チェックされたし。
吾輩も隙あらばご協力申し上げる次第じゃ。

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森下様、黒党の皆様、素晴らしい機会を与えていただき誠にありがとうございました!!
伊賀忍者の底力を思い知った次第です。

(終わり)

※子供たちのプライバシーには最大限注意して記事を作成したつもりですが、もし問題がありましたら問い合わせページより連絡くださいませ。

   

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