ご通行中の皆様、わたくし、ニンジャムが、最後のお願いにまいりました。 一億総忍者化、ニンジャム、ニンジャムに、清き一票を、 よろしく、よろしくお願いいたします! なにとぞ、なにとぞ・・・ |
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あ、ハカセ、所長選挙は中止になりましたよ。 飽きちゃったんで。 |
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えーっ。 | |
出る気だったのかお前ら。 |
いやあ、選挙ネタ、飽きてきたな! よし、やめよう! |
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・・・コロちゃんあんた、責任感ってものはないの? | |
いいじゃんそんなの、ドンマイドンマイ! | |
RRRRRRRRRR | |
・・・あ、電話だ。もしもーし。 | |
オス!オラ、はっとそ! | |
は、はっとそ? | |
オイラ、所長選挙に立候補するってばよ! | |
は、はい、そりゃどうも・・・。 (どうしましょうイバラギさん、はっとそくんが電話かけてきました!) |
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ええ? はっとそくんって、ほんとにいるの? |
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屁の突っ張りはいらんですよ! | |
はい、それはもう・・・。 (イバラギさん、なんかこの人、パクリ方が雑です!) |
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いや、それは名前聞いた時点でわかってたけど。 | |
ニンジャム所長に、オレはなる! どうもありがとっ! ガチャッ ツーツーツー |
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あ、電話切れた。 最後のは、なんのパクリだったんでしょう・・・。 |
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ハイヒールの漫才のシメよ。 |
コロちゃん、選挙管理委員のお仕事、ご苦労様。 | |
あ、イバラギさん、おはようっす! 見て下さい。皆さんから、所長候補の推薦がこんなに来てるんですよ。 |
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へえー、すごいじゃない。 どれどれ・・・。 なんか、推薦の理由が全部、ハカセへの皮肉に聞こえるわね。 「目あきの先駆者」とか「子供に人気がある」とか「ネット忍者のパイオニア」とか。 |
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いやあ、やっぱり世間の皆さんは分かってますね~。 ハカセが二番煎じであることを。 |
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まあ、それはワタシらも言えた柄じゃないけどね。 で、この人達に出馬を打診していくわけね? |
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それが、連絡先が全然分からないんです。 試しに藤子プロに電話したら、「正気か?貴様」となじられました。 |
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・・・そりゃそうよね。 | |
誰か、立候補してくれるといいんですけどねえ。 あ、メール来た。 どれどれ・・・ややっ!! |
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どうしたの、コロちゃん。 | |
イバラギさん、見て下さいよこれ! 忍者ハットリ君からのメールですよ! 「このたびの所長選挙に立候補する所存」って書いてあります! |
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ええっ? ハットリ君って、あの有名な? 見せて見せて! |
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いやあ、ニンジャム研究所も運が向いてきたなあ。 いやいや、これからはもう、ハットリ研究所だな。 楽しみ~! |
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・・・コロちゃん、これ、ハットリ君じゃないわ。 「リ」じゃなくて「ソ」。 「ハットソ君」よ。 |
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は、はっとそ? 誰ですかそれ。 |
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知らないわよ。 多分、イタズラなんじゃないの。 |
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く、くそう、残念・・・。 有名人のもとで働きたかった・・・。 あ、またメール。 ややっ!! |
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今度は誰よ。 | |
モーガン・フリーマンからです! 所長選挙に立候補するって! |
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モーガン・フリーマンって、あのハリウッド俳優の? ちょっと見せなさいよ。 ・・・コロちゃん、これ、「モーガソ・フソーマソ」よ。 |
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も、もーがそふそーまそ? ちくしょう、またイタズラか・・・。 ややっ!! 今度はデンゼル・ワシントンからメールが! |
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「デソゼル・ワツソトソ」よ。 | |
で、でそぜるわつつ・・・ 言えるか!! |