おい博士、お年玉くれよ。 | |
なんじゃいきなり。 所長が所員にお年玉を渡す研究所なんて、聞いたこと無いぞ。 |
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能書きはいいから、早くください。 みんな待ってますよ。 |
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しかたないのう・・・。 ほら、お年玉じゃ。 |
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なあんだ、ちゃんと用意してるじゃないですか、さすが博士! ・・・2000円か。 しけてるなあ。 |
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いやいや、お前は大金を渡すと、また女を買うとか言い出すじゃろ。 そのぐらいで十分じゃ。 |
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確かに、2000円で女は無理だな・・・。 じゃあ何買おうかなあ。 |
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本とかマンガは? それなら何冊も買えるぞい。 |
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確かに、マンガはいいですね。 じゃあ、「笑ゥせぇるすまん」でも買おうかな! |
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・・・。 | |
「プロゴルファー猿」もいいな! | |
(・・・なぜ「A」の方なんじゃ?) | |
「魔太郎がくる!!」も捨てがたい・・・。 | |
(・・・つっこんでいいのか? お前「F」やろ! とか言ってもいいのか?) |
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よし、「ハットリくん」にしよう! 俺たち、ニンジャだからね。 |
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(お、「俺」って言った! 「吾輩」じゃないの? ひょっとしてコロクサの正体は、ワシが考えているのと違うのかっ?! ) |
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いや、やっぱり「NARUTO」にしようっと。 もう藤子不二雄の時代じゃないよな! |
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コラッ!! お前がそれを言っちゃダメだ!! |
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・・・ど、どうしました、博士? そんな大きな声を出して・・・。 |
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もういい! お前の買うマンガはワシが決める! これじゃ!! |
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・・・「おばQ」ですか? | |
そうじゃ! それなら、「A」と「F」の共作じゃから、大丈夫じゃ! これで万事解決! わっはっはっは。 |
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(なにが大丈夫なんだろうか・・・) |