博士、ボーナスください。 | |
どうしたんじゃ、やぶから棒に。 | |
世間はボーナスシーズンですよ。 ほら、早くよこしなさい。 |
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コロクサよ、すまんが今、この研究所にはお金がないんじゃよ・・・。 | |
・・・分かりました、ボーナスは諦めます。 代わりに賞与をください。 |
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いっしょやないか。 | |
じゃあ、お小遣いでもいいですよ。 これまでの労をねぎらう意味で。 基本給3.5ヶ月分ぐらいでいいっすよ。 |
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それをボーナスと呼ぶんじゃ。 そもそもコロクサ、なんでそんなに金が欲しいんじゃ? 何か買いたいものでもあるのか? |
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はい、女を買いたいんです。 | |
そんな露骨なっ! | |
3,4人は買いたいですね。 ことが終わったら、全員連れて焼肉に行きます。 |
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そんな豪快なっ! | |
そのあと、焼肉屋に居合わせた客を全員連れて、バーをハシゴします。 そして浴びるように酒を飲みます。 居合わせた客全員におごります。 |
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勝新太郎やないか。 | |
明け方、ひとり部屋に戻って、少し泣きます。 | |
どうしたんじゃ急に。 | |
ひざを抱えて、ヘッドホンで尾崎豊を聴きます。 | |
なにを傷付いているんじゃ、コロちゃん。 | |
夜になったら、女を買います。 3,4人ぐらい。 |
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生活が荒れ過ぎとるわ! | |
そんな暮らしがしたいので、早くボーナスください。 | |
やだ。 |