「大海原を越えて」



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「少年はもう泣かない」



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唐草物語とは

唐草物語とは   2010/04/27

それは、いつ誰が書いたのか、誰も知らない。

児童文学『唐草物語』は、世界中に伝わっている、唐草文様にまつわる民間伝承がもととなっている。
主人公「手ぬぐい忍者・カラクサ」の出生に始まり、苦しい修行の日々/個性豊かな人々との出会い/強大な敵との戦いなどが、軽妙自在な文体により描かれている、一大歴史絵巻だ。

最盛期には「赤毛のアン」を上回る部数を誇ったといわれる本作だが、いつしか絶版となり、人々の記憶から忘れ去られていった。
絶版に至った経緯は未だ明らかにされていない。

数年前、地方都市のフリーマーケットで、全巻揃った状態の『唐草物語』が2500円で出品されているのが発見された。
とある人物が交渉の結果、1600円で購入することに成功、秘密裏にニンジャム研究所に持ち込まれた。
この人物の所在は現在不明である。

この貴重な資料の中から、挿絵ページだけを抜き出し、研究所の最新修復技術によるリマスターを施して公開するのが、「いきなりクライマックス」だ。
主人公とともに、唐草文様の悠久の歴史を感じていただければ幸いである。


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