提言:東京オリンピックを考える


前回に引き続き、オリンピックの話題で恐縮である。しかし、いまこの話題に触れなくてどうするというのか。2020年オリンピックの開催地が、東京に決まったのだ。

明け方、松岡修造が異様に喜んでいる姿をニュースで見て、面食らった人も多いだろう。日本人全員が喜ぶべきニュースなのに、真っ先にあんなに号泣されてしまい、ちょっと気分が萎えてしまったのも事実だ。しかしそういうところが松岡修造の可愛らしさなので、暖かく見守りたい。というか、修造を見守っている場合ではない。オリンピックのことを考えたい。

開催地決定については、東京、ひいては日本という国の安定感が国際的に評価されたという。なんせ、次回はブラジルのリオである。準備も遅れているらしい。偏見を承知で言えば、なにか問題があったとしても、サンバを踊ってごまかしそうな人達である。「日本なら大丈夫だろう」というIOCの判断が働いたとしてもおかしくない。

だが、本当に大丈夫か。
開催そのものは心配ないだろう。都市としてのインフラも整っているし、東京マラソンなどでビッグイベントにおける警備や交通規制なども練習済みだ。今後の準備が遅れるとも思えない。

心配しているのは、開会式や閉会式のことである。
日本に限った話ではないが、国というやつは、こういうところで「やらかしてしまう」ことがよくある。
芸者とお相撲さんとゆるキャラがいっしょに出てきてダンスなどやりだしたら、大変である。
そしてスクリーンに映しだされた初音ミクと安倍首相も踊りだし、満面の笑みで山本寛斎が登場・・・うわー、ありそう。安倍さん、7年後もまだ総理やってるのか。

前回のロンドン・オリンピックで開会式の総合演出を手がけたのは、ダニー・ボイル。前々回の北京は、張芸謀だった。
どちらも良かったと思う。
特に前回は、イギリスがロック発祥の地であるのをいいことに、閉会式に至ってはほとんどロックフェスにしてしまうという荒業だった。スポーツの祭典じゃなかったのか。でも良かった。
日本の開会式に対する期待も高まっていることだろう。

さて、誰が総合演出を手がけるか。
ちまたでは早速予想合戦が繰り広げられているが、ロンドン、北京と映画監督が続いていることから、北野武を推す声が多いという。
確かに、世界的に有名な映画監督ではある。しかし、世界の人は知らないが日本人はみんな知っていることがある。たけしは「コマネチ」というギャグでブレイクした芸人だ。オリンピックのような権威的な行事を茶化す側の人であるはずなのだ。依頼されても引き受けないような気がする。

では、他に誰がいいだろうか。
ニンジャム研究所としての候補を上げてみよう。

宮崎駿
・ さきごろ引退発言したばかり。「映画じゃないから」とか言って口説けば、案外やるのでは。
・ 不安な点: 年齢。開催間際になって、息子に総合監督を譲ったりしそう。
秋元康
・ AKBの勢いに乗って、任されたりするかも。
・ 不安な点: あちこちに顔を出す人だが、案外、でかいイベントの仕切りはそんなにやってないのではないか。「総合アドバイザー」みたいな立ち位置に収まりそう。
坂本龍一
・ 「世界のサカモト」「教授」など、人の上に立つにふさわしいアダ名を持っている。
・ 不安な点: かしこすぎる。すごく分かりにくいことを言い出しかねない。「総合アドバイザー」みたいな立ち位置に収まりそう。
K1の石井館長
・ でかいスポーツイベントはお手の物。ミルコvs桜庭で国立競技場に9万人集めたことも。
・ 不安な点: 脱税で捕まっている。
エグザイルの社長
・ オリンピックの放送テーマソングをやったり、ボーカルが国歌斉唱をしたり、ストリートダンスが義務教育化されたりと、着々と足場を固めてる感あり。
・ 不安な点: 黒い。
JAY-Z
・ ヒップホップ界のドン。ビヨンセの旦那。NBAチームのオーナーになったりして商才に長けている。
・ 不安な点: 外国人。
島田紳助
・ ヘキサゴン界のドン。ビルのオーナーになったり沖縄でカフェを開いたりして商才に長けている。
・ 不安な点: 特になし。


いかがだろうか。
いかがって言われてもね。
まあ、結局のところお祭りだから、無粋なことは言わず、サンバでも踊って盛り上がればいいんじゃないかな。

(論説委員:コロ田コロ夫)
   

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